Lesson 3

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「いってぇ」 まひるに殴られた顎をさすりながら助手席に手を置く。 まだ、まひるの温もりが残っていた。 「追いかけた方がいいのかな?」 瞬は、まひるの後ろ姿を見つめながら煙草に火をつけた。 「上手くいかねーな」 苦笑いをしながら煙りを吐く。 車内が少し雲っていた。 一方、まひるはと言うと 迷子になっていた。 「マジかよ。道がわからねぇ。どしよ」 暗い夜道、特に街灯もない。 あるのは、まだ微かに見える先程寄ったコンビニだけだ。 携帯を出し時間を確認する。 すでに24時になろうとしていた。 「まだアイツいるのか?」 戻るか、このまま迷子になるか… 「いや、ここで戻ったら女が廃れる!」 訳分からない事を思いながら、まひるは、ひたすら前へと進む。
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