Lesson 3

5/6
前へ
/53ページ
次へ
パトカーがこちらに近付き止まる。 美香が説明しパトカーは、先程の男達の車を追いかけるように消えて行った。 「お待たせ」 美香が笑顔で助手席に乗る。 「ありがとな美香」 まひるは後部席で俯いていた。 「つか、なんで美香が?んでサツは?」 まひるは顔をあげ美香を不思議そうに見た。 「ん。瞬先輩から連絡あったの」 「あいつが?」 「うん。追いかけたいけど怒らせちゃったから俺会わす顔がないって」 「はぁ?」 あいつが、そんな事言うのか? 「んでサツには?」 「うん。コンビニに寄ったらね外でたむろってた連中がいてね、女ひっかけたらしいとか話してたから、もしかしてと思って警察に電話したの。で、前の車にいるみたいって話したら、そのまま追いかけて行ったよ」 「はぁ……」 つくづく手際がよいなと感心する、まひる。 「あ!」 「何?」 「こいつ誰?」 今更ながらに運転席にいる男に気付いた、まひるさん。 「彼氏」 「はぁ?」
/53ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加