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「どうも」
美香の彼氏だと言う男は、まひるも見ずに、ただ一言愛想もなく言った。
「ありがとうございます」
感じワルッと思いながらも、とりあえず、お礼だけは言った。
「じゃあ、帰ろ」
美香が笑顔で言う。
いや暗くて表情は見えないが、こういう時の美香は笑顔で言ってくれる。
「この丘の先にね、夜景が綺麗なとこがあるんだよ。そこでデートしてたんだ」
「ふーん」
夜景ねぇ。あいつは、そこに連れて行ってくれようとしたのか?
美香が色々話していたが、まひるは話し半分で瞬の事を考えていた。
ふふっ
美香が不敵な笑みを浮かべていた。
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