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昼休み、美香は急いで学食へ走った。
いつも混んでいる学食だが、その中にキャーキャーと甲高い声の輪の中心にいる瞬を見付けた。
と言うより探すより手っ取り早いと言うか…。
美香は、まるで爆安SALEでオバチャン達が睨み合い奪い合う戦の様な、その中へと無理矢理入り込む。
『瞬先輩!まひるの事でちょっと』
美香の言葉で瞬は、すぐに学食を逃げ去った。
追いかける女子の群れ。
逃げるイケメン男子。
あー、これだけでも、もったいないよ、まひるさんよぉ。
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