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先頭は四番バッター。
図体のでかい選手だ。
水島から唯一のタイムリーを放っている
『体がでかいから四番を打ってるんだな』
と思いつつ、初球をインハイにストレートを投げる。バッターが避ける格好をするがストライク。危ないと思ったのか、川内を睨んでいる。
『そんくらいで怒るなや。』と思いながら、二球目をアウトローにカーブを投げる。が、ボール。
三球目を内角にボール気味のストレートを投げる。
カキーンっ!
打球は快音と共にグングン伸びる。しかし、ファールスタンドに入る
バッターは、悔しそうな顔をしている
川内は、平然としている。抑えれると思ったからだ。
そして、四球目を投じる。
バットが空をきる。
得意球のチェンジアップで空振り三振を奪う。
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