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この後は、チェンジアップで上手い具合に緩急をつけながらなんとか逃げるピッチングをするが、いかんせんコントロールが無い。五回に甘く入るストレートを狙われ三点取られてしまう。
なんでや…、川内は深く考えていた。すると空気が読めない木岡がやってきた。
『川内さんどしたんすか?フォームがウ〇コじゃないっすか!川内軍団の隊長なのにしっかりしてくださいよ!』
こいつ軽くうざいなと思ったが口には出さないでおく。
『大丈夫。お前の顔よりウ〇コじゃないけぇ』
『それひどいっすよ!』
しばらく低レベルな会話が続く。しかし、川内は楽になった気がした。
相手ピッチャーは尻上がりに調子を上げてきている。スコアは4―3でイニングは6回裏府中商業の攻撃。マウンドには川内らしくない川内が上がる。
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