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日は変わり吉島工業戦。
先発は水島。相手の先発は同じく一年の坂本。
市川が出るまでに点を取っておきたいところだ。しかし、吉島工業で先発で投げるくらいだ。ある程度の球は投げるだろう。
ブルペンで水島が投げている。
『よっ!水島ぁ!調子はどうよ?やっぱ球速いなぁ』
隣の川内が話し掛ける。
『絶好調っすよ!川内さんはどうすっか?』
逆に川内に問い掛ける。
『うん。俺はすごいなって思うくらい絶好調!』
川内は爪が割れて小さい血豆ができていることを言おうか迷ったが自分の弱い姿を見せたくなかった。あくまでも強がる。
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