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弓がしなり弾けた焔
夜空を凍らせて
凛と蒼く別離(わかれ)の詩を
恋人(あなた)を射ち堕とす…
遠い日の忘れ物
引き裂かれた傷跡
呪われし約束を
その胸に宿して
「避けられぬ終焉は
せめて愛しいその手で…」
抗えぬ衝動の笑みが彼を包んだ
歪む世界 螺旋の焔
輪廻を貫いて
凛と緋く血塗れくちづけ
恋人(あなた)を射ち堕とす…
※「忘れ物はありませんか?」
【古の伝説
その魔物に傷を負わされたものは
呪いが全身を駆け巡り
やがては同じ魔物になり果てるだろう…】
※「その傷を負ったのはいつ?」
【それは2人が出会った
あの日まで逆か戻る
彼が彼女と助けたときに負った傷
全ては出会ったときから始まっていた…】
※「出会いは喪失への約束」
【枯れ果てた涙は悲しみの蒼い焔を宿し
銀色に輝く矢を放つ
何度でも ただ彼が息絶えるまで…】
「愛する人を失った世界には
どんな色の花が咲くだろう…」
月を抱いた十字の焔
茨を焼き付けて
凛と白く最後の弓矢(アロー)
私を射ち堕とす…
※愛スル人ヲ失ッタ世界ニハ
ドンナ色ノ花ガ咲ク……
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