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カイトは呆然としていた
箱の中に入っていた女の子は、双子の妹には見えなかった
どう見ても12、3歳そこそこの、いわば幼女だった
何よりカイトが驚いたのは、その幼女もといリリィが、衣服と言う名の布を身に纏っていなかったことだ
要は
(は、裸…………)
なのである
目のやり場に困りながらも、リリィを起こす
「起きろ!」
カイトはリリィを揺すり起こす
「うっ………う~ん……パパ?」
(ぱぱ?……父さんと勘違いしてるのか、まあいいや)
「違うよ」
カイトがそう言うとリリィは目を覚ました
そして、いきなりカイトから飛び退いて部屋の隅に逃げていった
「ひっ………誰…?パパと……ママは?此処何処…………?怖いよぅ……」
目に涙を浮かべ怯えるリリィを見て、カイトは
(か、かわいい………、虐めたくなる…、少しなら…………いいよな」
変なスイッチが入ってしまったようだ
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