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「大丈夫だよ、今のは冗談だから
俺はカイト、カイト・ディアラルド、君の兄だよ」
カイトはそう言って、リリィを慰める
「ほんどに゛?私のお兄ちゃんなの?………グスッ……」
どうやらリリィは信じてくれるようだ
「ああホントだ、ほら、母さんからの手紙だ」
そう言ってカイトは、両親からの手紙をリリィに見せた
リリィは手紙を受け取ると食い入るように読み始める……………………………
「………そん…な……」
リリィは途方に暮れていた
あんなに自分を可愛がってくれていた父が、あんなに自分に優しくしてくれた母が
「私を、捨てた………?」
リリィはつい、声に出して言ってしまった
その後リリィは
「そんな、ひどいよ………わぁぁぁぁぁん」
大泣きしだした
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