257人が本棚に入れています
本棚に追加
「あんまり、くっつくなよ」
「嫌なの……?」
「い、いや…そうゆうんじゃなくて、さ」
涙目で問うリリィに対して戸惑いつつ答えるカイト
端から見ればカップルに見えなくもない雰囲気である
そんな風にして毎日は過ぎていった
そして、カイトは知らなかった…………この時、この瞬間がどれだけ尊く、大切だったかを
二度と戻らない平穏を…………どれだけ安易に過ごしていたかを
「ここが次のターゲットの〔バルムンク魔法学院〕か………」
最初のコメントを投稿しよう!