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「君達、そろそろ授業を再開したいんだが………」
そう先生に話掛けられて、今の自分達の状況に気づく二人
顔を真っ赤にして、パッと離れる
クラスメートから、クスクスと笑い声が聞こえる
そんな感じでその日の授業は終了した
放課後の学院では生徒達が今日の予定を話している
そう、今日はクリスマスなのだ
ただ、あまり友達のいないカイトは、毎年クリスマスを独りで過ごすことが多い
家族はカイトが小さい頃に生き別れて、そのままだ
両親以外に、もう一人いたような気がするが覚えていない
なにせ、生き別れたのがカイトが一歳の頃だ、覚えている訳がない
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