257人が本棚に入れています
本棚に追加
そんな訳でカイトは自分の部屋にいる
この学院は全寮制で、二人に一部屋あたえられる
が、基本的に相部屋の相手は自由に選べるので、カイトと同じ部屋になりたいと言う人がいなかったのだ
だから、カイトはクリスマスも独りで過ごさなければならない
「はぁ~、憂鬱だ」
そんな独り言を言いながら、カイトは思う
(独りでクリスマスも馴れたもんだ)
いや、実際馴れたわけではないのだが、そう思い込まないとやってられないのである
「ふぁぁ~あ、寝るか」
カイトは、そう呟いて布団に入ろうとした、すると…………
最初のコメントを投稿しよう!