禁断の力

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○『EX・Feather』開発研究所・外観 広大な敷地に建つ真新しい建物。 ○同・実験施設・実験室 赤い宝石をつけたメカメカしい腕輪。その腕輪をつけた若い男が、部屋の中央に立っている。 男「準備できました」 声「よし、さっそくはじめてくれ」 部屋の中に響く年配の男の声。頷く男。 男「システム起動!」 腕輪のスイッチを押す男。赤い石が光を放つ。 男「プロテクター・フュージョン!」 赤い光が男の全身を包む。 ○同・同・別室 ガラス越しに赤い光の男。白衣を着た研究員たちがそれを見守っている。 研究員A「イケるんじゃないですか」 研究員B「いや……マズイぞ……」 鳴り響く警報。 男「うわあぁぁ~!」 赤い光が炎になって男の体を包み込む。 片霧「システム緊急解除! 消火装置作動! 救護斑に連絡しろ!」 指示を飛ばす片霧。 鳴りやまない警報。 片霧「すまない……わたしの責任だ……わたしの……」 愕然としている片霧。
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