接近

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接近

ある日、僕は、その売店の彼女(リカ)に声をかけた。 「ね~♪ お姉さん年上だよね?」 「僕、高校生なんだけど興味ある?」 なんだか、在り来りな言葉で話しかけた。 意外にもリカの反応は良くて 「いやん~可愛い~♪年下~♪ 早く声かけてきなよ~待ってたのに~♪」… お゛っ~! やった~ どうやら、向こうも待ってたらしく機嫌も上々だ。 外見は、どこかのスナックの姉ちゃんみたいな感じだが、実は顔が幼く、その笑顔の視線は、僕をペットのように可愛がり、また、ワイセツでゾクゾクするような何とも言い難い感覚があった。 ま~そんなこんなで 初デートや連絡先等は一方的に仕切られた。 すでに主導権は握られ、僕の自由などは支配下にあったのだろうね。 その時は分からなかったけど。
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