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帰り道、私は町外れにある一軒の今にも潰れそうな古びた店の掃除をする少女を見かけた。
何の店だろうか、思わず私は中へと踏み入れる
「ギイィー」
錆びた金属特有の音と共にドアは開いた
店の中も古びているがこれはこれで味がある
店の中には可愛いらしい、しかしどこか寂しそうな顔をした人形が溢れていた
思わずその姿に目を奪われる
――すると店の奥から声がかけられた
「いらっしゃい……ませ」
振り返るとさっきの少女がいた
金髪に赤いカチューシャが似合うかわいらしい少女だ、年は……同い年位だろうか?
少女は客慣れしていないのだろうか少したどたどしい様子だったが、私が人形について尋ねるととても楽しそうに語りだした。
「はい、それでこの人形は全部私の手作りなんですよ!」
そう話す少女はとても可憐で女の私でも思わず惚れてしまいそうだった
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