プロローグ

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「これは、三人の神が作り出した世界の話だ・・・。天界のアース宮殿に住むヨルム・イリア・フレイムの三人はある世界を創り、そこに生命を育んだ。例えば動物、例えば人間、例えば魔人、どれもが個性に満ちていた」  話が始まると少女は輝く瞳でジッと男爵を見つめた。 「世界は長く均衡を保っていた。平和で豊かに、動物は森で、人間は街で、魔人は山で、それぞれの住まうべき場所に居て、農耕牧畜や狩りをし、学び、助け合い生きていた。やがて均衡は崩れた・・・・・・・・・。」 .
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