出会い

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すると明日香さんは 「そうそう、幼馴染の康平」 と答えた。 僕は康平さんに 「初めまして、和哉といいます」 と挨拶すると、康平さんは 「おう、よろしくな」 と返してくれた。 康平さんは物凄く大きい体格。 人を見た目で判断するのは良くないが、正直言って優しそうな雰囲気は無く、どちらかと言えば陰険そうな感じだ。 しかし、見た目とは全く違い、言い方は相変わらずきついが凄く優しい感じだった。 軽く挨拶をしていると康平さんは 「和哉、明日香、後半始まるぞ」 と言って元の位置に戻って行く。 僕も後半戦を楽しむべく、再び応援の輪の中へと戻った。 明日香さんは、後半戦も僕の隣で色々とアドバイスをしてくれて、ますます僕をヒートアップさせる。 後半戦に入り直ぐに2得点が入り、僕が応援していたチームは快勝。 その2得点に絡んだ選手に僕は今後も注目する事を決めた。 試合が終わると、明日香さんは 「和哉、お疲れー」 と声を掛けに来てくれた。 僕は 「あ、明日香さんお疲れ様です」 と返す。 明日香さんは応援団が使った帯、横断幕、紙吹雪を片付けている。
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