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例えば、真っ赤な林檎がテーブルの上にあるとしよう。
なぜあるのか?
それは誰かがそこに置いたからである。
例えば、道端に空き缶が落ちていたとしよう。
なぜ落ちているのか?
それは誰かがそこに捨てたからである。
このように
物事にはそうなる原因・理由というものが付き纏う。
しかし
実際問題そうなった原因・理由が必要か否か。
僕は必要ないと考える。
だいたい、理由を知ろうが知るまいが、そこにある事実は変わらないのだから。
…だが
人間とは須らく知りたがる生き物なのだ。
趣味趣向を聞き出し、その人間を探ろうとする。
僕はそんな人達が
少しばかり
苦手である。
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