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離れないように
溶かすように
交わるように
真剣に
絡めた指が離れていく
権利を失った薬指を
最後に解いて
≪私≫たちは他人に
変わっていく
そんな「悪夢」を見て泣いた
anoko
≪乙女≫の涙は
うっとりするほど
愛らしかった
「悪夢」を
waruiyume
≪悪夢≫
と言い切れる
anoko
≪乙女≫の相手が
羨ましかった
一期一会に慣れっこで
裏切られるのも
saga
人の≪ 性 ≫だと
≪私≫の無智だと思うから
たかが一人の相手と
決別したとて
bi-zu
あんな≪硝子屑≫こぼせない
と
強がる私はまだ闇の中
信じたい心と
拒絶の心
認められない1つの形
私の恋心は裏切りに壊れたまま
tumi
全ての≪ 腕 ≫を
アナタになすりつけて
jikokenno
≪悲劇の舞台≫で涙する
本当は分かっているの
≪私≫だって
悪いんだって
でもね
本当に嬉しかったから
Propose
≪それ≫が嘘だったとしても
本気で嬉しかったから
まだ言葉を
信じるまでではないけれど
≪私≫はやっと過ちを
認められます
ごめんなさい
最低な恋だったけど
ありがとう
と
逃げる≪私≫を追う
成長できない≪私≫
言葉だけで伝わるほど
≪私≫は言葉を
信じてはいない
言葉で
世界を騙す仕事をしているから
綺麗な言葉ほど
真意を疑う
≪私≫は
わたしは
watashiwa
……――。
≪私≫はなんて
何度重ねたって答えはでない
認めて一生懸命になって
報われなくて
落ち込んで
強がって
隠して
逃げて
涙を忘れて
傷だけを
馬鹿みたいに広げるんだ
それでも
偽りでも良いから
nukumori
束の間絡める≪ 腕 ≫が
欲しいと願うこと
これも――
恋ですか?
~Und~
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