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私の心の奥底に あなたへの想いや思い出を扉の中に封じ込めた その扉の鍵は自分の心の中にある 開いてしまえば あなたへの楽しい、嬉しい思い出が蘇る だけど、切ない、辛い、悲しい気持ちも蘇る もう二度と扉を開いてはいけない だけど、扉の前に立っている自分がいる 触れれば開いてしまう ただ扉を見てるだけの私 そして、扉から離れていく私 それが何度も何度も続いている 扉を去る時、私はいつも扉にむかってこう言う 『あなたに会えてよかった、しばらくお別れだね、ありがとう。』 と… 私の心の奥底にある扉 それは二度と開いてはいけない扉であり、 私の大切な思い出が眠る扉であった…
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