始まりは驚愕とともに

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各機体が所持していた火器を翼下に装着した上、バックパックのブースターが胴体の両脇に移動して、畳まれた脚の裏のブースターとともに高い推力を叩き出していた。 さらに、背部のバックパックから主翼とコクピットがせりだし完全に戦闘機の形をとった。 『クソッ、離せない・・・ジョニー、ドッグファイトを仕掛けるぞ!! 救援を呼んで置け!! 我々で味方が来るまでの時間を稼ぐ。』 キースはそう言うとスペースファントムを反転させた。 すると、メタルグレーの二機は戦闘機形態から人型に戻り、少し離れた所に移動した。 タイマンか。 キースはそう呟くと、機体前部の固定兵装の20mmビームバルカンの安全装置を確認すると、スカイブルーの機体に向かって行った。
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