始まりは驚愕とともに

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ーーー月軌道近郊 第三月軌道パトロール艦隊旗艦、大型宇宙空母クラッスス艦内 「艦長!」 パトロール艦隊隊長、パンツェッタ・マティス大佐はウトウトしていた頭を索敵要員の声で覚醒させた。 現れる敵など、ごく稀に現れる火星の小規模な過激派しか居ないパトロール任務は非常に退屈であり、マティス大佐は睡魔に負けそうになっていた。 「どうした?」 マティス大佐は眠たい事を気取られない様に気を付けて索敵要員に尋ねた。
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