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いったいあの人は何を考えているのだろう・・・。
考えれば考えるほどわからなくなる。
急に家に呼ばれたかと思うと、閉め出しをくらい、入れてもらったと思えば、人をゴミのように・・・
「あ、最初からゴミ扱いだった・・・」
ますます謎は深まってしまった。
ゴミ扱いした俺を何故・・・
身の回りが出来ないような人には見えなかったのにな・・・
そう考えながら、雨にさらされ、汚れた体を洗う。
泡立ちの悪い石鹸だったが、久しぶりのお風呂に俺は胸を撫で下ろした。
「ふぅ・・・あ、服も洗った方がいいかな?どの道、雨に当たってびしょびしょだし」
風呂場のドアを開け、着ていたジャージに手を伸ばしたと同時に、静かな部屋にインターホンが響いた。
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