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『なぁ・・・ゴミくず』
『はい!?・・・てオレ
ゴミ・・・!?』
『お前・・・家事、その他みのまわりのことできるか?』
人のことをゴミくずと罵ったのに家事ができるかと聞かれた。
高そうなスーツに身を纏ったこの人になんでこんな質問をされたのか今でもわからない。
『一応・・・独身なんで人並みには・・・』
『ふぅん・・・』
オレの答えに満足したのか、彼は口に手を当てながらもにやりと笑みを浮かべる。
その顔は悪巧みを考えている悪役のように笑っていた。
その表情はそこらの新人俳優より凄みと恐怖を与える笑みだった。
『ついて来い』
『え・・・?』
『早くしろ』
『は、はい!!』
こうして、今に至るのだった。
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