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アレン「リリィ!こっちだ!!」
リリィ「うん!」
アレンはリリィの手を引っ張りながら、迫り来る追っ手から必死に逃げていた
マルク「王子!王女!こちらに早く来て下さい!」
追っ手から逃げているアレンとリリィの前にいた大柄の男が叫んだ
この人物の名前は、マルク・ヤセム
ロディオン共和国国王の親衛隊長を務め、アレンとリリィの教育係でもある
厳格な雰囲気を漂わせ、いつも冷静な判断を下すロディオン共和国屈指の知勇兼備の名将だ
その名将も、今は顔に焦りを浮かべながら、2人に叫んでいた
アレン「直ぐに行く!!」
アレンは、2人を先導しながら前に進んでいるマルクにそう言った
クソッ!どうしてこんなことに!
アレンは苦々し気にそう毒づいた
アレン達がこうなってしまった原因は、いまから数時間前に遡る…
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