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アレクサンダー「何っ!?」
兵士の衝撃の言葉に、アレクサンダーは驚きの声を上げる
クソッ!いくらなんでも早過ぎだろ…
此処に来るのも時間の問題か…
こうなったら…
アレクサンダー「アレン…リリィ…お前達だけでも逃げろ。」
アレクサンダーは隣にいたアレンとリリィにそう言った
アレン「…親父はどうするんだ?」
アレクサンダー「私は、家臣達と此処でグラン帝国軍を待ち受ける。
倒せはしないだろうが、時間稼ぎにはなるだろう。」
リリィ「無茶です!この人数で防ぎきれる訳がありません!」
アレクサンダーの提案に、リリィが声を荒げて反対する
確かに、リリィの言う事は最もである
王の間にいる人員は10人前後
しかも、そのほとんどが、戦闘に不向きな人物ばかりだ
それに対しグラン帝国軍は王の間にいる人数の何百倍…いや、もしかしたら何千倍といるかもしれない…
アレクサンダーの提案は、無茶を越えて無謀な提案だった
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