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アレクサンダー「リリィが反対するのは分かる…でもな…もうこれしか方法がないんだ。
お前達にはまだ未来がある…その未来を、今潰す訳にはいかない…。」
リリィ「嫌です!例えそれしか方法がなくても…私は、父上や他の皆を見殺しにすることは出来ません!!」
諭すように言うアレクサンダーに、リリィは目に涙を浮かべながら、反論した
アレン「…分かった。親父の言う通り、リリィを連れて逃げるよ。」
すると、ずっと黙っていたアレンが静かに口を開いた
リリィ「兄さん!父様達を見捨てるって言うの!?」
アレンの思わぬ言葉に、リリィは怒りをあらわにした
アレン「俺だって、本当はこんな方法はとりたくない…」
リリィ「じゃあ何で…。」
アレン「親父は、一度決めたことは絶対に意見を曲げないからな…。
俺達が何を言っても無駄だからな。」
アレクサンダー「流石は私の息子。よく分かってるじゃないか。」
アレンの言葉に、アレクサンダーニヤッと笑うと、そう言った
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