約束

それから俺頑張って切らないようにしてた｡
裏切らないようにしてた｡
けど最後は裏切ったんだよ｡
俺は最後に切った｡
んでさ意識失ってた｡
けど意識ないけど声が聞こえてきた｡
あの人の声｡
あの人は怒ってた｡
馬鹿って言ってた｡
約束また破ってしまった｡
俺は勝てなかった｡
自分の闇に｡
俺は死を選んだ｡

｢俺が勝手に選んだ死です｡
だからお願いです｡
俺の死なんかを背負わないでください｡
俺の事はただの馬鹿な奴だったと言って笑ってください｡

軽蔑してください｡
そして忘れてください｡
記憶の片隅にも置いとかないでください｡
誰にも背負ってほしくないんです｡
この死は俺自身のせいなんです｡
最後に俺の話を聞いてもらえますか？
今なら素直に言えるんです｡
『尊敬してました｡
今までありがとうございました｡
最後まで迷惑かけてすみませんでした｡
いつも楽しかったですよ｡
いつもアドバイスしてくれてありがとうございました｡
約束破ってばっかりですみませんでした｡

体には気をつけてください｡
元気に頑張ってください｡
それではさようなら｡』と
俺は長生きでしたよ｡
あなたに会って長生き出来たのですから｡
人を信じてもいいと思えました｡ありがとうございました｡

もういかないといけないみたいです｡
もし生まれ変われたらまたあなたに会いたいです｡
そしていろいろ教えてほしいです｡
本当にありがとうございました｡
それではさようなら
また会える日まで……