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そして、桐原と付き合い出してからは悪い事、たくさんやったなぁ…
今更恥ずかしいから言えないけど(笑)
まぁ、薬やシンナーには一切手は出さなかった。せいぜいお酒とかタバコ程度。
イキがるのは身体壊すからやめた方がいいわ、ほんとに(笑)
彼氏が彼氏なだけに、集会にもよく参加して、桐原の家は実家の庭にプレハブ小屋があってそこが桐原の部屋になってたからよく居着いてた。
お姉さんが有名なレディースの頭で、彼氏も某有名な族の頭を張ってて。
車とかもバリバリの族車、懐かしのY系ってやつだね。
あの頃はあんなのがかっこよく思えてた…
これも若さってやつだ(笑)
桐原とはなんだかんだで二年ほど付き合った。
でも中学卒業後、桐原は高校に通う傍ら、ヤクザ関連の仕事をし始めた。
深く関わる前に…ここはサヨナラ。
正直、情はあったし家族揃って大好きだったけど、チンピラの彼女になる気はサラサラなかった。
そしてあたしはというと、なにげに学校ほとんど行ってない割にテストの成績は良く、通知票もなぜか10段階で全部6以上。
あれは不思議で仕方ない。出席日数ギリギリだったけど卒業は余裕だった。
無事、県立の県内二位の高校に合格…
アテストってのが二年の時にあって、これがやたら成績良かったんだよね。
そして見捨てないでくれる根気強い担任のおかげかもしれない。
勝呂先生、こんなとこでなんだけど本当にあのときはありがとうございました!
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