友達と恋人

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家には誰もいなく、俺はテレビも点けずにリビングのソファに座っていた。 それから何時間経ったのかはわからない。 ただ何もせずに座っていた。 そして姉さんが帰ってくる。 姉さんは俺を見るなり泣き出した。 俺はかなり驚いた。 「進、戻したでしょ?」 「なんで、そんなことわかるんだ?」 「鏡見てみなさい!! 今のあんたは見てて悲しくなるほどやつれているのよ?」 俺は言われた通り鏡を見る。 そこには、いつもと少し違っていた朝の顔よりもさらにひどい俺が写っていた。 「とりあえず今は何か食べないと。今何か作るから」 姉さんがキッチンに向かうが、俺は食欲がないため2階に上がった。
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