最終章―喜びと悲しみの間で…

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「そんなことが…。あなたは良いお友達なんですね」 「あいつのためなら何でもしますよ。それに、心ちゃんみたいな人俺にはもったないないんで」 こいつは本当に良いやつだ。 変態という所を除けば最高の親友だ。 勝は心の所まで行くと、心の目線までしゃがんだ。 「心ちゃん、あの病室だ。立てるか?」 「大丈夫。行きましょう」 心が立ち上がると二人は心のお母さんのいる病室の前まで来た。 「心ちゃん、開けるよ?」 その時、心には違うビジョンが見えていた。 勝ではなく俺がドアを開ける場面。 勝はそれに気付かないままドアを開けた。
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