最終章―喜びと悲しみの間で…

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「進さん、寝るなら膝枕してあげましょうか?」 また読心術使ったな。 でも、怜香は今日スカートなわけで、ってかそんなの関係なく膝枕なんてするわけない。 「丁重にお断りします。一人で寝るから」 ということでおやすみなさい。 おはようございます。 1時間はすぐに過ぎます。 俺達は電車から降り、心のいる診療所に向かった。 診療所は相変わらず静かで、俺達の波乱の日々が始まった所とは到底思えない。 だけど、それももうすぐ終わる。 良い結果か悪い結果かは心次第だ。 俺はドアを開けるとすぐに心の病室に向かうと、心はぐっすり寝ていた。 俺や勝とは違い布団が乱れてない。 しわがなくて綺麗だ。 羨ましい。
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