最終章―喜びと悲しみの間で…

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「心ちゃん綺麗だね。進くん、心ちゃんの寝顔にキスしたことある?」 「その…1回だけ…」 「いいなー。もしかしたら今キスしたら目が覚めるかも?」 「王子様のキスってやつですね」 いや、それはないだろ。 それにみんなの前でとか無理っす。 「そんなことも出来ないのか。チキン王子様」 久々に怒りの沸点越えました。 俺は勝に間接技を決めた。 骨が折れる寸前でやめてやりました。 「そこまで言うならやってやる」 勝の挑発に乗った俺は心と向き合い顔を近付けた。 怜香達3人はその光景をじっと見つめていた。 その時、俺の脳裏に不安がよぎった。
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