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俺は念願の紗耶と付き合う事になったので、周りから見ればただの変態にしか見えないウキウキ気分で家に帰った。
「でーん!!ただいまぁー!!」
と、テンションMAXで家に帰宅したので親がリビングから不思議そうに顔を覗かせた。
「おかえり……なんかあったの?」
「それが何でも無いんだなぁ!」
『付き合ってる事は絶対だれにも言わない』
そう紗耶と決めたからだ。
なんか二人だけの秘密って良くない?
翌朝になり、普通なら憂鬱に陥るバス停までの道程が無駄に楽しく感じた。
朝はバスで隣の席だからだ。
しかし頭の中には一抹の不安が……
逆に気まずくて話せなかったらどうしよう?
しかしその心配は無用だったようだ。
紗耶はバス停に俺の姿を確認するや否やキラースマイルを醸しながら『おはよう!』と言ってきてくれた。
しかし二人だけの秘密は良い事ばかりではなかった。
『付き合ってる事は二人だけの秘密』と決めているから、友達に感づかれてはマズイので休みの時間には会えず……
寂しい限りです……
あれ?目からアクエリアスが……
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