きっかけ

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まず、私が本を読むようになった経緯から述べていこう。 生誕してから中学生までは、皆もよく読むであろう【漫画】を読み漁っていた。 本の内容は格闘技や喧嘩の類いばかり。 当時の私は"強くなる事"だけを旨に生きていた。 それは亡くなった父の教えである。 格闘技漫画と言っても 「やぁ!」 「とぉ!」 「ばたっ…」 と単純なものではない。 色々な専門知識が混じり、"強くなる術"が記してあった。 強くなれると思うと、私は朝から晩まで漫画を読み、そして記してある事を実践していた。 「読書が漫画?」 と疑問に思う方もいるだろう。 確かに、"絵"が描いてある以上"想像力"に欠ける… しかし、私は根っからの本好きではないのだから、こうなるのも仕様が無い(笑) 勿論、漫画しか読んでいなかった私は、【感想文】などが大の苦手であった。 感想文を書こうものなら本の内容をそのまま写す始末。 早い内から小説を読んでさえいれば、少しは文章力があったのかもしれないが… まぁ、こう悪い事ばかりではない。 中学生の時、国語の授業でスピーチをした。 本当は、スピーチとなる書面を予め書いておくのだが… 私はスピーチの授業そのものを忘れていた(笑) いざ私の番になるとかなり焦った… 気付いたら頭に過ぎった自分の趣味を語っていたよ。 この"何もない状態"から生み出したスピーチが、先生には高評だった。 小説を読まず漫画を読み、絵の躍動感に囚われ実践をする。 私に"行動力"を身に着けさせたのは、紛れもなく【漫画】である。 きっと漫画がスピーチの手助けになったに違いない! っと私は思うのである…(言い訳かな(苦笑)
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