†第一話~新たなる道~†

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†第一話~新たなる道~†

 慈愛溢れる女神、天空神・リーリア。  この女神を頂点とし、多くの神々によってこの世界は統治されていた。  その支配のもと、人間も、動物も、精霊も、この星に住まう総ての生物が女神らの懐で護られ、何の迷いもなく幸せに暮らしていた。  人々は、神々を心から尊敬し、敬い、神々のために多くの神殿や供物を捧げ奉り、女神らに総てを任せていた。  争いもなく、差別もないこの世の楽園が、地上を覆っていたのだ。  だが、永遠(とわ)に続くと思われた幸せが、ある日を境に崩れた。 ――世界中の神々が、忽然と消え去った日を、境に――
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