217人が本棚に入れています
本棚に追加
「ん、ありがと」
さらしを巻き終える。
俺はすぐに布団へと潜り込む。
先程まで、温かった布団は
すっかり冷えていた。
「私にも入らせなさいよ」
と、強引に潜り込む霊夢。
背中に、ぴったり
くっついてくるので
背中だけは暖かかった。
「こっち向きなさいよ」
そんな言葉が聞こえたが
こんな、密着した状態で
向けるわけもない。
正直なところ気恥ずかしい。
「何?恥ずかしいの?」
無視して寝続ける。
恥ずかしいなんて、言おうものなら何を言われるか。
最初のコメントを投稿しよう!