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霊夢が見えなくなり、
俺は部屋へと戻る。
先に寝たら許さないから
そう、言われたが眠い。
襲いかかる睡魔に敵うことはなく、
俺はそのまま眠ってしまう。
「………きなさいよ…」
ゆさゆさと体を揺さぶられる感覚。
「………もう、許さない
って言ったのに………」
誰だか知らないが、俺は眠い。
揺さぶる手を払い除ける。
「きゃっ…」
揺さぶりが修まる。
俺は安心して眠りへと…
「起きなさいよ!」
怒声と共に、左手に
痛烈な痛みが走る。
俺はそれに驚き、思わず飛び起きる。
「やっと起きた?」
暗闇に慣れない目で、声の発生源を探す。
だが探すまでもなく、
発生源はすぐに見つかった。
目の前に仏頂面の霊夢。
どうやら、相当怒ってるようだ
「許さないって言ったわよね?」
「ああ…悪かった」
記憶を探り、霊夢の仏頂面の
事の発端を探りだし、謝罪する。
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