STORY④ 宿泊訓練

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朝食を食べみんな外の広場に集合する。 いよいよ最後の活動の島巡りである。 自然の家からちょっと離れた所に港がある。 そこの漁師さんの舟にのり20分ぐらい行ったとこに島がある。 そこの島を1周するのだ💦 5分くらい歩いたら港に着いた。 それでライフジャケットを着用する。 それから舟に乗り込み。 が、実は俺にはちょっとしたトラウマがあった💦   小学校5年の時にも牟岐少年自然の家にきとってその時にも島巡りで舟に乗った。 島巡りがすんで帰りの舟… その日は天気が悪く波もいつもよりかは高かった。 それで舟は港へと出発した。 それからちょっとして事件が起きた。 舟が揺れて海にほうりだされそうになったのだ💦 海面にちょっとかすりギリギリ落ちなかったが今でも舟に乗るのはちょっと…   そんな過去の残像がよぎった… 不安を抱きつつ舟に乗った。 やはり怖い… 舟は鈍い音とともに動き出した。 船酔いする人にはよく゛遠くを見ていろ゛と言う。 今はそれもできる状態じゃない… そんなことでしゃがみこみうつ向いてた俺の背後から肩に手を置かれた。 雫:「大丈夫~⤵?」 一緒の舟に乗っていた雫だった。 心配そうに顔を覗かせてくる 毅:「あ…あぁ…大丈夫⤵」 雫:「大丈夫じゃないよ⤵元気ないし」 毅:「俺は大丈夫だよ💦」 雫:「それに顔色も悪いし⤵」 今にも泣き出しそうな顔で言ってくる。 毅:「俺はいつもこんなんだよ⤵笑」 さすがに今の状況では冗談も通じない。 ここは意地をはらず正直に事実を話した。 毅:「実は……俺舟がダメなんだ…昔舟の事でいろいろあってトラウマがあるんだ⤵だからすぐ思い出しちゃうんだ…」
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