STORY⑤ キミの姿

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次の日 今日に限って目覚めが良かった。 それに気分もいい。 多分亜沙美さんに話聞いてもらったからちょっと楽になったのだろう。 学校につくと自転車置き場には由香の姿が見えた。 由香は俺に気づいたらしく 由香:「おはよう✨」 毅:「おはよう」 自転車を置いてきて由香と一緒に下駄箱に向かう。 会ったのは手を繋いで歩いた以来だろう。 なんかあの時は時間が止まったように時が進むのが遅く感じた。 今は横を見るとちょうど顔1個分くらい身長差があるかな。 へたしたら自分の視界から消えるかも。 それぐらい由香は小さいのだ。 由香:「なんか会うの久しぶりだね」 顔を精一杯上げて話してくる。 毅:「そうやな」 俺は由香と逆で下を向くだけなのである意味楽である。 由香:「学校楽しい?」 毅:「普通かな?」 由香:「由香最近学校楽しい⤴」 毅:「そっか。それは良かったな✨」 笑顔で由香が言ってきた。 本当に楽しいのだろうな。 すごく生き生きしている。 友達でもできたのかな。 でも俺はまだ由香には疑問がある。 牟岐の時思った『なぜ1人好きなのか』 これは今でも頭の中に大きく引っかかったままだった…
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