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泣きそうな由香の顔…
由香:「毅……ちょっと話あるんだけど…」
毅:「なんだよ?」
由香:「由香……ほとんど1人でさ…ずっと寂しかったんだ。昔さいじめられてて…それっきり1人が好きだったの」
これで謎がとけた…
由香が1人が好きな理由…それは『いじめ』が原因で人付き合いができなくなった。
だから由香はずっと1人だったんだ…
由香:「だけど高校に入ってもやっぱりその殻からは脱け出せなかった…でもそんな時毅と出会ったの。毅は由香と似ているふしがいくつかあってすぐ打ち解けた。由香毎日学校行くの楽しかった。それでこの前の事件の時…雨に打たれながら3時間も由香のこと探してくれて…毅が由香を見つけてくれて抱きしめてくれた時は本当に嬉しかった。自然に涙が流れていた…あの時毅達に見つけてもらわなかったら由香今頃…寂しい人間になってたと思う。毅…何もできないけどあの時は『ありがとう』」
由香は素直にそう言った。
俺はただ素直に由香の言葉を聞いていた。
毅:「由香…由香は1人じゃないからな」
由香:「………ぅん」
押さえきれなくなったのか由香の目からは大粒の涙が流れた。
今まで1人で辛かったんだろうな…
信用したくても過去の出来事が頭をよぎって友達がなかなかできなかったんだろうな…
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