STORY⑬ 夏物語㊦

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あれからどれだけ歩いただろう… ようやく家らしいものが木々の間から見えるぐらいまでおりてきていた それからまた歩くと道にでた だが山の中ひたすら歩いたあげく体力が消耗してて限界をすぎていた (毅の心の中) 『やっと…やっと山からでられたぞ…あとは人をさがす…』 その頃由香たちは山をおりて近くにある公民館にいた クラスメートのみんなが毅の無事を祈っていた 由香は相変わらず自分を責め続けていた 雫:「由香…由香悪くないんだよ?」 由香:「だって…私をおぶってたから…あんな…ことに」 優:「それは仕方ないことだ、誰も由香が悪いなんて思ってもないしあいつだってそんな由香ちゃん見たら悲しむぞ?だから今はあいつの無事を祈ろう」 その時優の携帯が鳴った 優:「はい、薮内です…あ💦先生‼…はぃ……はいはぃ…わかりました……プチッ」 悠輔:「おい💦先生からなんて⁉」 優:「毅が見つかったって‼」 由香はさらに泣いた 見つかったことの安心感…自分のせいだという責任感からだろう… 周りにいた雫や優、悠輔の目には痛いほどわかっていた…
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