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っっっ///
不覚にも笑った顔に少しドキリとしてしまったυ
その笑顔は反則です///
(悪い人ではなさそうだし大丈夫だよね)
それから私たちは他愛ない話をしながら入学式が行われる講堂まで急いだ。
□□□
「「つ…ついたぁぁあああ!!!!!!」」
死に物狂いで走った私たちはなんとか講堂までたどり着くことができた。
講堂は真っ白い壁に教会のような西洋建築でできた大きな建物だ。
入口で力の限り叫んだ私たちは、周りの人から見たらさぞ怪しかっただろう。
幸い人は1人もいなかった。
「あ…あありがとな…ゼーハ-」
「いやっこっこちらこそっ…ハァハァ」
「「じゃっ!!」」
そうして入り口でフェイトと別れた私は急いで講堂に入った。
中には既にあたしと同じ新入生が座っていて今か今かと式の始まりを待っている。
空いている席は見当たらない。
やはりあたしは遅刻組か…そう恥ずかしく思っていた。
「くぁぁああああいぃぃぃいいいい!!!!!!!!!」
―――っ!!!!!
遠くで私を呼ぶ、いや叫ぶ声が聞こえた。
くるりと周りを振り返ると、1人モデルのような少女が立っていた。
あの栗色のふわふわカールは
「カレン!!!」
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