兄―サク―

3/5
前へ
/111ページ
次へ
(うわ…あいつへったくそだなぁ) (げ||なんだあのキモいの) (あいつほんとに2年!?) (俺のが腕上じゃねっ?) (あの黒く光ってるの… ズラかυ) =何を見てるのか分かりやしない (ん?あれは確か3年で一番優秀なサク=クドウだったか…) ターゲット(仮)は呑気にクラスメートと暇をもて余していた。 ―――と、そこへ ―――バーン!!!! 「兄さん!!!」 ―――っ!!!! クラスの全員が教室を振り替える。 衝撃が走るまであと5秒。 「「「「「「「ェエエエェエエエェエエエ!!!!!!!!????????」」」」」」」 □□□ 「ふーん…あなたサク君の妹さんなの。」 「あなたが?」 「嘘ついてるんじゃない?」 「サク君に取り入ろうったって許さないわよ!?」 「てかあなたCなのね、ほんとにサク君の妹さんかしら?」 「サク君の妹さんですもの、きっとSAよ。」 「まさかあんな落ちこぼれクラスにいる訳ないわ。」 あのーこの怖いお姉さんたち誰デスカ? てか向こうで笑いこらえてるアホ兄貴(格下げだ!!)は何様デスカ??? 「何って俺さま?」 「兄さんアホでしょ、いーかげんにして!!!」 「「「「「「「サク君!!!!!!!!」」」」」」」 怖いお姉さん達から這い出て、とりあえず母さんからの兄さん宛の物を渡した。
/111ページ

最初のコメントを投稿しよう!

108人が本棚に入れています
本棚に追加