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―タタタタタタタタ
「よし、ジャスト時間通り!
毎日遅刻ギリで走ってたかいあったー♪」
(これが兄さんや父さんたちなら転移魔法で一発で着いちゃうんだろうなー…。)
自分にとってどうしようもないことを言ってみても、惨めなだけだ。
すぐに気持ちを切り替えて、手早くクラスを探すことにした。
この学園の競争率は毎年高く、並大抵の学力や半端な知識だけでは受からない。
かくいうあたしも半端者に属するのだが、どういう風の吹きまわしか、兄さんが入試対策を手伝ってくれた。
今思い返してみても、兄さんのただの気まぐれだったのだと思う。
あたしだったら、出来の悪い兄弟はほっておくか愚痴をこぼすかだと思う。
そういう面では兄さんに感謝している。
「さてあたしのクラスはーっと」
えぇぇええ!!!??
そりゃー兄さんみたいに優秀じゃないし、実力差は当然だと自負しているけれど……
なんでCィィイイイイイ!!!!!!????
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