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ぱたぱたぱたぱッ
「…ッ……」
瀧川クン歩くの早い…
どうせ、足の長さちがうもん…
僕のがみぢかいもん。
スリッパ(上靴はスリッパ)はSサイズ買ったのに大きくて歩きにくいし、そろそろ疲れた……。
ぽてっ
僕が一生懸命歩いて(走って)いると急に目の前に壁が。
鼻うった(泣)
瀧川クンが急に止まるから悪いんだよ?!
背中大きいよ!!
秋『ゴメ…速かった?』
正直に頷く僕。
だって、足みぢかいもん…。
どうせ足みぢかいもん!!
瀧川クンみたいにかっこよくもないし!
ひよいっ
「ふにゃっ?!!」
秋『……軽…。』
瀧川クンは僕の脇の下に手を入れて抱き上げ、簡単に腕の中に収めるとさっきよりゆっくりと歩いてくれた。
その速度がちょうどよくて、いい匂いがする瀧川クン……。
匂いまでカッコイいよぅ……。
疲れたし眠い。
寝ちゃいけないよね、なんて思いながら瀧川クンの腕の中で寝てしまった。
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