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ヤツはそう言うと、くるっと俺の後ろに回りこんで実玖の顔を覗きこんできた。
『にょわー。可愛いね、このこ!!!!小学生?弟クン?』
小学生って………
第一、弟なんて連れて来ないだろう。
『違いますよ。唏司。今日転校してきた正真正銘の高校生です』
『うわぁ~。小学生かと思ったぁ。可愛いねッ★』
『なんや?皆して集まって。何しとるん?』
げ。
最悪だ。コイツら二人でただでさえ五月蝿いのに、だ。
まさか一番厄介なヤツが来るとは……
実玖起きちゃうよ。
『やー!!!!!!!メッさかわえーやん!!!誰??!!誰??!!誰なーん?!』
「…………にゅ………」
あ゙。
.
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