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きゅっきゅっ
秋『…ん?』
ダメなのか…って考えてたら
実玖が裾を引っ張ってきた。
大きな瞳に少し涙を浮かべてる。
心配だ…。
多分、実玖は自覚してないだろうから同室の奴の思う壷だろう。
喰われるなんて時間の問題。
秋『…理事長室………行ってみる…?』
実玖はこくんっと頷いて俺の手を握った。
理事長に相談してみよう。
もしかしたら、とかあるだろうし、実玖もそうしたいんだろう。
急に手を握ってくるぐらいだからな。
でも同じ部屋になったらなったで、いろいろ我慢が……必要だな。
とてとてとてとてとてとて
とりあえず生徒会のやつらと理事長の所に向かった。
けど…。
小さい実玖の歩幅は俺達と合わないみたいで、早歩きになっている。
身長差、結構あるし。
とてとてとてとてとてとて
すっげー歩き方可愛い…
効果音が可愛いような気がする。
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