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寮から歩いて10分。
実玖はだいぶん疲れてるみたいだけど、やっと昇降口についた。
今日は生徒総会で、生徒会を決める重大イベントがある。
抱かれたいだの、抱きたいだの、よくわからないランキングで決めるこの学校は少し頭がイかれてると思う。(毒)
実玖、流されなけりゃいいけど…。
まだ転校してきて2日だし。
でも実玖の可愛さは学校中に広がっているからランキングの上位になるかもしれないな。心配だ……。
当の本人は、
「………ふにゅ……」
飴食べてご機嫌だし。
ざわざわしてるのに気付いてねぇみたいだし。
何か可愛いし。
(実玖依存ちゅう)
秋『……実玖…飴、ちょうだい?』
「…んっ……」
そう言うとポケットから大量の飴を出してきた。四次元ポケットか。普通そんなにはいらないだろう……。
「♪」もふもふ
秋『……………』
「♪」もふもふ
なんか、なんか、可愛い。
そうなると俺も男だから、目の前に美味しそうなうさぎがいたら………。
ちゅう
「……!?」もふっ
いじわるしたくなるってことで。
実玖の口の中の飴を取った。
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